昨夜遅くまで起きていたので10時過ぎまで寝てしまう。11時よりjog、131分。本日も日がな一日取材のテープ起こし。このテープ起こし、僕は文字通りカセットテープ・レコーダーを使っていますが、今ではもう圧倒的に少数派だと思う。小沢辞任発言などあって政治家さんに取材記者が何か聞き出そうと取り付いている画がTVでよく映るけれど、大抵の人がiPod nanoくらいの小さな機材を差し出している。ICレコーダーというヤツであります。小型軽量、長時間録音が出来てPCにも取り込める。大抵のものは内蔵メモリという本体内の記録メディアに録音するので、テープその他のストレージは不要と、まあ良いことづくめなワケです。
僕もそちらに切り替えようと思いつつなかなか踏ん切りが付かない。と言うのは、今どき使ってる人もほとんどいないから知ってる人も少ないとは思うけれど、安いんです、カセットレコーダー。ソニーやパナソニックという、いわゆるメジャーメーカーの製品でも5,000円以下。これはね、魅力的です。僕みたいに仕事で酷使してると壊れたりもしやすいんだけど5,000円ですからね、壊れたらすぐに買い換えれば良いと思うと気が楽です。テープも幾らだか知ってますか? コンビニで買うと大抵は120分でも130円くらい。100円ショップだと100円──って、100円ショップだから100円なのは当たり前ですけど(笑)。
だからまあ、カセットでもイイかと思っていたのだけれど、先日少し考え方が変わる出来事があった。この日記でも書いたけれど半月程前、ハイビジョン撮影によるAVを作っている制作会社に取材にうかがった折り、カメラや編集機材の説明もしてもらうので映像で撮っておいた方か良いだろうとソニーのTRV-900というDVカムを持って行ったワケです。インタビューもその小型ビデオカメラで録った。すると、ですね、家に持ち帰り音声を聞いてみるとコレが思いっ切り綺麗にクリアに録れていた。そこで、えっ、ひょっとしてオレが今まで「テープ起こし苦手ニガテ」と言い続けていたのは、単に音の悪い聞きづらいカセットテープで取材をしていたからではあるまいか──とその事実に気づいてしまったのですね。
そう思って色々と調べていくと、エレキギターのエフェクターなんかを作ってるZOOMというメーカーから
H2というハンディ・レコーダーが最近発売されたのを知った。これがですね、バディ・ホリー辺りの50年代のロカビリー・スターが使うようなレトロなマイクみたいな形していてカッコ良いのです。それにこれは、そういった音楽用として作られているのでPCにギターやベースの音なんかを取り込むオーディオ・インターフェイスとしても使える。さらにはこのH2には以前から評判だった
H4という上位機種があって、コチラの価格もかなり落ちているのですね。このH4というのはマルチトラック・レコーダーなので、ギターの多重録音なんかも出来ちゃう。うーむ、買っちゃおうかな。今月は誕生月だし、自分への誕生日プレゼントということなら多少贅沢しもイイか、なんて考える──そう言えば去年の誕生日には同じようなコト言いつつ、今使ってる取材用カセットレコーダーを買ったんだっけ。