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『第48回衆議院議員総選挙』の投開票日は今度の日曜日。いよいよあと少しに迫りました。「選挙に行きますか?」と問われたら、あなたは何と答えるでしょう。「もちろん。国民の権利ですから」と胸を張る人もいるでしょうが、「どの候補者も政党も、帯に短したすきに何とやらでね」と顔を曇らせる人も少なくないのでは。その気持ち、わかります。また、「私一人が投票したって、その一票で世の中が変わるわけでもなし」と考える人もいるかもしれない。特に前回の参院選から18才以上に選挙権が与えられたこともあり、若い人の中にはそう思ってしまう人もいるのではないか。そこでひとつ、好きな話があるんです。
僕がお世話になっている世論社という会社(勝谷誠彦氏の有料メールの配信をしているところです)の社長で、高橋茂という人がいます。僕らは「ヨロンさん」とか「ヨロン社長」と呼んでいる。この人は他に、個別の政治家のホームページ構築やメールマガジンの配信ブログラミングなど、IT政治コンサルタント的な仕事もし、少し前までは「日本最大級の選挙・政治家情報サイト」と銘打たれたサイト、『ザ・選挙』(現在は「選挙ドットコム」と改名)の編集長だった。いわば選挙の専門家です。また、某私立大学で年間を通してクラスを持っている先生でもある。だからよく、学生主催の政治シンポジウムなどにパネリストとして呼ばれたりするらしい。 その日も、とある催しに招かれて会場入りした。するとメインの討論会の前座というか前説というか、2人の大学生が壇上に上がりマイク片手に何やら語らっていたという。聴いていると彼らは政治学を学ぶ学生にも関わらず、「お前、選挙行く?」「行かないよ、だって俺が一票入れようが入れまいが政治なんて変わらないもん」「そうだよな、俺も行かな〜い」なんて言ってる。それを見ててヨロンさん、カーッと頭に血が上った(スミマセン、大人げない人なんですw)。続いて登壇するやいなや、「何ンだ、さっきの学生2人組は。政治学専攻のくせに『選挙行かない』だあ? ふざけんな、お前らなんて政治を勉強する資格ナシ。今すぐ大学辞めて田舎に帰れ、帰って家業の醤油屋でも継いでやがれ、バカバーカ、バカバカ、この大バカヤロー!」とわめき散らした(何ンで醤油屋なのかは意味不明)。 ところがその学生たちは実は真面目な子で、後日わざわざ世論社まで訪ねてきたという。そして「先日は大勢の方々の前で、軽はずみな発言をして申し訳ありませんでした。反省しています」と詫びた。しかし「でも高橋さん、僕たちどうしてもわからないんです」と言ったという。「僕らがたった一票を投じることで、果たして何が変わるんでしょう? 政治を勉強すればするほど、それで世の中が変わるとはとても思えないんです」と。するとヨロンさん、こう答えたんですね。「君たちの言う通りだ。君らみたいな若僧の一人や二人、選挙に行こうがいくまいが、政治なんてこれっぽっちも変わらない。自民党には強大な集票力があるし、言うまでもなく公明党には創価学会がある。野党にも、連合や全労連といった労働組合がついてる。彼らは巨大な組織で集票に動く。君たちみたいな無力な若者の一票なんて、何の力にもならない」 「でも、それでも君たちは選挙に行くべきだ。なぜなら、君たち自身が変わるからだ。投票に行けば、その夜の選挙速報から見方が変わる。翌日からは新聞やネットニュースの読み方が変わるだろう。そうすれば政治だけじゃなく、経済や国際情勢まで、見方・考え方が変わる。もちろん大学での勉強の仕方も変わるだろう。自分の暮らす地域の自治と行政、それに対する政治の関わり方にも関心が湧くはずだ。すると自ずと、自分の人生に対しても今より真剣になる。やがて結婚し、子どもを持ったらどうなるか? それを考えれば、社会保障から税金、さらには憲法や安全保障にだって関心を持たざるをえなくなる。これから3年、5年、10年と、毎回必ず選挙に行ってごらん。そのとき、君たちは今とはまったく違った人間になっているはずだ。そうやって君たちみたいな若者が一人、また一人と社会に関心を持ち、みんなが変わったとき、政治は初めて変わる。世の中が変わるんだよ」と。どうでしょう? 僕はとても好きな話なんですね。 心理学の世界には、「人は他者を変えることが出来ない」という不文律があるそうです。たとえばたいした稼ぎもないくせに浮気ばっかりしてる亭主がいて、でも、奥さんがどんなに「アナタ浮気はやめてください、マジメになって!」と何度言ってもやめないでしょう。なぜなら「人は人を変えられない」から。ならばどうするか? 自分が変わるしかない。だいいちそっちの方が手っ取り早い。そんなダメ夫はサッサと見捨てて離婚してもいいし、取り敢えず給料ぶんだけは働かせて、自分は自分の生き甲斐を見つけてもいい。自立し仕事に熱中してもいいし、趣味に没頭してもいい。逆に奥さんの方が、高橋一生みたいなイケてる愛人を作ったっていい。少なくとも、ダメ旦那に「浮気をやめて」と無駄な哀願をしてるよりマシだ。 そして女の人というものは、仕事でも趣味でも、何かに生き甲斐を感じ没頭すると必ずキレイになる。生き生きと輝き始める。ダメ旦那はそんな妻を目の当たりにして、「オレもこうしちゃおれん」と真面目に仕事をするようになるかもしれないし、キレイになった奥さんと比べると愛人が見劣りしてしまい、浮気をやめるかもしれない。つまり奥さんが変わったことによって初めて、「夫婦」という小さな世界が変わるワケです。もちろん、だからといって元の鞘に収まる必要なんて全然ない。奥さんは心置きなく高橋一生クンと新しい人生を歩むでありましょう。めでたしめでたし。つまりココでの「ダメ旦那」とは、政権や政党、政治家の暗喩です。「奥さん」は言うまでもなく市民、国民、有権者。 今回の選挙、大人たちの中には街頭へ繰り出して、「アベ、ヤメロー」「マエハラ、ヤメロー」と怒鳴ってる人がいるそうですが、どんなに喉を嗄らして叫んでも、安倍さんも前原さんも辞めないと僕は思います。なぜなら「人は人を変えられない」から。そんな無駄な労力使ってるヒマがあったら、自分を変えようとした方が早い。だいいち人生は有意義になる。もしも今、「自分の一票なんて」と思ってる若い人がいたら、どうぞ選挙に行ってみてください。自分を変える一歩を踏み出してみましょう。そして、やがて世界が変わり美しく輝き出す日を見守ろうじゃないですか。 ※YouTube画面はグラハム・ナッシュ、1971年のヒット曲『シカゴ(Chicago)』。「We Can Change the World」という副題がついている。1968年のシカゴ民主党大会と、そこでの暴動を指揮したとされる活動家たち通称シカゴ・セブン(ブラック・パンサー党のボビー・シールを入れてシカゴ・エイト)の裁判をテーマにしている。2番の歌詞に出てくる「jack」とはジョン・F・ケネディを象徴的に表現していると言われ、「政治家なんかを頼るな、君もシカゴへ来てくれ、僕らは世界を変えることが出来る」と歌われている。
by tohramiki
| 2017-10-17 18:48
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