作家あるある、なんて僕みたいなシモジモのフリーライター風情が言うとエラソーと怒られそうですが、モノカキというものは、どうにも〆切が迫って来ると余計なことをしたくなるようでございます。有名なところで筒井康隆さんは、原稿の期日が切羽詰まれば詰まるほど仕事場やご自宅の掃除を始めてしまうとか。困った担当編集者が「先生、これではダメです。ホテルにカンヅメになって頂きます!」と無理矢理某高級シティホテルへ閉じ込めた。
数日してさぞ原稿が進んだことだろうと編集さんがホテルへ赴くと、先生の姿がない。ハテ、どこへ行かれたのだろうと部屋中を探してみると、筒井氏はホテルのバスタブをキュッキュッと磨いておられたとか。ま、これは筒井康隆さんのことだし、そもそも僕がこのエピソードを知ったのは故・中島らもさんのエッセイだったから、どこまでが本当でどこからがホラ話かはわかりませんが。というワケで書き下ろしもいよいよ佳境です。担当Sクンの眼もツリ上がって来てる中、ワタクシが起こした行動が何だったかについてはまた明日にでも。
※東京は曇りという天気予報だったが、朝からよく晴れた。近所のコンビニの空を写す。data:iPhone6 #instaplus #Velvic #CRT