朝いちばん、9時からジムへ入る。トレーニング終わりが10時半。外は絵に描いたような快晴。封書を出しに行く用事があったのだけど、あまりにいい天気なので普段使う郵便局へ寄ってそのまま帰るのがあまりにもったいない。武蔵小金井駅南側にある局へ行ってみることにした。中央線の東小金井から西国分寺にかけての土地は、線路を境に南側が極端な低地となる。なのでナカナカに風情のある急坂が数多くあって、散歩や自転車乗りには楽しい地形であります。そして坂を下り野川から多磨霊園近辺、府中の運転試験場のある辺りが最も低地となる。
そこまで下ってふと思った。その野川沿いのサイクリングコースを東へ走れば5分ほどで武蔵野公園、隣接して野川公園がある。どちらも緑豊かな実に美しい場所だ。特に野川公園は、昔はICU(国際基督教大学)のゴルフコースだっただけあって芝生が実に綺麗。新緑の時期はまるでワイキキのカピオラニパークのよう。村上春樹さんの小説『1973年のピンボール』で主人公の「僕」が双子の女の子とロストボールを拾いつつ散歩をするのがココと言えば、ファンなら一度は訪ねてみるべきではないでしょうか。
というワケで早く家に帰って仕事を進めなければと思いつつ、のんびりと自転車を走らせてみた。果たしてそこは、夏が数ヶ月さきどりして来ていたような空間でありました。
※写真は野川から武蔵野公園の野球場を望む。送電線と鉄橋(西武多摩川線)の向こうが野川公園。data:iPhone6 #instaplus #Velvic #CRT