6時起床。早朝より原稿を書き、午前10時過ぎより外出。千駄ヶ谷へ。本日は緊張しつつもお会いするのがとても嬉しい方へのインタビュー取材だった。そして、僕の物書き人生の中でも貴重で、かつ幸せな数時間でありました。けれど決して出し惜しみするわけではないのだけれど、今日のことはまた改めて書きたいと思う。もうしばらくの間、自分の中だけに留めておきたい。
さて、取材が終わったのが午後2時過ぎ。編集さん二人と「遅いお昼を食べましょうか」と外苑西通りから東京体育館の脇の坂道を登る。しかしサンドイッチの「SUBWAY」や喫茶店はあるのだが、がっつり食べられそうな店がない。そう、正午前からの取材で朝も食べていなかったので、我々はかなり腹ぺこだったのです。
坂を登り切って鳩森神社の方へ向かう。そこには約40年前からまったく変わらない姿で建っている3階建てのビルがあり、何気なく編集さんに「この2階は、村上春樹さんが作家になる前に経営されてた『ピーター・キャット』というお店があったとこですよ」と言った。するとそこは現在パスタやピザなどをつまみにワインを飲む、いわゆる「バル」というものになっていて、ランチも食べられそうなので、「じゃあ、ココにしましょうか」ということになった。
『ピーター・キャット』は2008年に死んだ親友のKがアルバイトをしていたところで、当時僕が付き合っていた女の子もウエイトレスをしていた。僕らが19才から23才くらいまでのことだ。内装はすっかり変わり、カウンターやトイレの位置なども違っていたが、2方面ある大きな窓は昔のままだった。
※写真は東京体育館の裏手にある陸上のトラック。練習用なのだろうか、直線は100メートルよりも短く、1周も400メートルに満たないように見える。しかしその小ささがなんとなく可愛くて絵になると思う。data:iPhone6 #instaplus #Velvic #CRT