疲れは取れないのだけれど、仕事が押しているせいか気が張って夜明けには眼が覚めてしまう。こういうとき、お勤めの方々には大変申し訳ありませんが、自由業者の特権を使わせて頂きます。まずは朝風呂。ぬるめのお湯にゆっくりじっくり浸かる。普段はiPad miniで本やネットを見たりするのだが、今朝はただただ眼を閉じる。眼を閉じて意識的に息を吸い込んでは吐き、身体全体、毛細血管の隅々にまで新鮮な血液が行き渡るのをイメージする。
40分から50分くらいずっとお湯に浸かってから出て、今度は二度寝。あお向けになって寝ると血行が良くなっているせいか、枕のあたる部分、首筋の上の方で、ブライアン・イーノやダニエル・ラノアが奏でるアンビエント・ミュージックのような耳鳴りがする。その音は浜辺で波と共に流れる砂のようで、自分の肉体がさらさらと流れて消滅してしまうように眠りに落ちた。1時間ほどして眼が覚めると、まるで違った人間に作り替えられたようにすっきりとしている。
畳の上でストレッチをしてから台所へ。珈琲を入れ、「さて、やるか」などと独り言を言いiMacの前に座る。マグカップから一口すすって、ふむ、珈琲が美味しい季節になった、と思う。
※写真は9月の末。新宿センチュリーサザンタワー20階のロビーにて。data:iPhone6 #instaplus #Azoic #CRT