久しぶりに愛用のブーツの手入れをした。これを買った日のことはよく覚えている。2001年の暮も押し迫った頃、とある音楽イベントに出ることになってしまい、メンテナンスでアコースティック・ギター(タカミネNPT-412)を池袋のイケベ楽器に出した。それを引き取りに行った帰り、池袋北口、パルコ1階の靴屋「ASBee」で見つけたのだ。つまり、なんともう14年も履き続けている。歩くぶんにはまったく支障がない。
磨り減った底の部分はチューブ式の
「補修材」でカバーし、革は濡らした雑巾出汚れを落とした後、一時期TVショッピングで流行った
「レザーパワー」というクリームを使うと、長持ちすると同時に深いツヤが出る。このブーツは2011年3月11日、あの震災の夜、世田谷から小金井の自宅まで約6時間歩いたときの相棒でもある。確か値段は8,000円代後半、こういう編み上げのブーツとしては安い方だ。この先どれだけ一緒に歩けるだろうか? 丁寧に履いていきたい。
※玄関前の板の間にて。data:iPhone6 #instaplus #Ryouma #CRT