長年、ラーメンと言えばワタクシは日清の「中華三昧」というインスタント麺を食して参りました。これはインスタントではあるのだが、麺がしっかりしていて、役所広司さんが「マルちゃん正麺」を「『うまい!』と三回は言ってしまう」と激賞しようが、西島秀俊氏が「ママ、お昼は『ラ王』がいいな」と子どもに言わせようと努力しようが、イヤイヤ、「中華三昧」には敵わんだろういう人生を歩み続けて来たのです。ま、インスタントの中ではちょっとお高いんですけどね。ところが、先日、引っ越してから通うようになったスーパー「Olympic」に行ってみると、置いてないんですね、「中華三昧」が。うーむ、これは困った。困った困ったこまどり姉妹(by島木譲二)、ダメよダメよダメなのよ(by島田一の介)。その日は朝から「今日のお昼はラーメン」と決めていた。いわゆる「ラーメンの口になっていた」ワケです。
さてとどうするか? と思ったとき、何気なく生麺コーナーに「ラーメン屋より直送」というキャッチコピーの付いた、「麺心屋」というブランドの生麺があった。1食ずつパックに入っていて、「太麺」「細麺」「極細」とある。あとから調べてみると、石川県を中心に
〈8番ラーメン〉というチェーン店を展開している会社の商品らしい。価格は1食・税抜き93円。シマダヤ他、メーカー品の麺が83円だからちょいとお高いのだが、コレが買って帰って食べてみるとウマかった! ふむ、そうか、生麺の美味さとはコレだったのだ、と再確認した感じ。僕はそもそも外食というものをしないので、考えてみれば生麺のラーメンというもを食べるのがおそらく5、6年ぶりだったのである。というワケで以来、ちょくちょく自宅で作って食しております。
スープは付いていないので自作だが、これがまた、醤油に味噌、そして塩味のタンメンと色々試せるので嬉しい。出汁はやはり「Olympic」で赤鶏のガラが150円で売っていたのでコレで取る。それに普段、うどんやみそ汁を作る時にカツオ出汁を余分に取っておいて、これを冷凍しておきます。でもって作る時にこの鶏とカツオ、つまり山のモノと海のモノを合わせ、そこにその時の気分で醤油、味噌、塩と味付けしていくワケです。具は、味噌ラーメンの時にはキャベツを中心に野菜を炒め、タンメンの時はモヤシと細切りの人参。スープには水溶き片栗粉で軽くトロミを加えたりする。本日もそのように作成したラーメンを、木曜日にHDD録画していた『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』の「もっとやれるハズだったのに…2014反省会」を観つついただきました。今年も終わりが近づいております。
※本日はモヤシにピーマン、人参を細切りにした、なんちゃってタンメンで決めてみました(^o^)。data:ニコンD70、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G。ISO・200。