東京は梅雨の中休み。久しぶりに朝いちばんでジムへ。すると家を出た二つ隣の駐車場に設えてある無人野菜売り場に、キャベツが出ていた。直径30センチはあろうかという大玉が1コ100円。スーパーだとこの二まわり、いや三まわりは小さいものでも安くて124円。つまりはほぼ半額に相当するでありましょう。当然帰りに購入。イヤハヤ、往きにチラ見した時より、実際に手に取るとはるかにデカイ。持ち上げてみるとずっしり重い。大地から吸収した栄養素を、水分と一緒に「これでもか!」と取り込んでいる感満載である。コイツをどう食すかと申しますと、やはりシンプルなキャベツ炒めがよろしいかと存じます。こういういわゆる露地物、特に無人野菜売り場の野菜というのは見た目は悪い。一見ヘナヘナだし痛んでいる箇所もある。しかし余分なところは捨て、切って洗って新たな水分を得ると、これがびっくりするほどシャキっとする。
なので本日も仕事が終わってから、まずはキャベツを1辺4〜5センチの正方形に近いカタチに切り、少し前に話題になった50℃洗いをしたうえで、ザルにあけておきました。そしてひと風呂浴びて台所に戻ると、「ああ、なんということでしょう」(←『大改造!!劇的ビフォーアフター』風に)キャベツの一片その端々が、まるでアイロンでもかけたようにピシッと伸びきっている。というワケで調理開始。まずはソーセージ3、4本を細長い楕円形に切り、フライパンに少なめの油を敷き、ジュッと軽く炒めいったんお皿に取っておく。そして残った熱い油の中にさっき切っておいた、ザル一杯のキャベツを投入する。調理らしい調理はほぼそれだけ。そして大切なことがひとつ。それは他の野菜を足さないことです。
気持ちはわかる。栄養ということを考えるとピーマンを加えた方がいいのでは、彩りが欲しいからと人参を、赤パプリカは熱を通すと甘いんだよね、等々。しかしガマンガマン。他の野菜を加えると、キャベツの旨味が半減してしまう。ココは敢えて少量のソーセージのみ。味付けも極端にシンプルがおすすめ。キャベツがあるていど炒たまったところで、先ほど一旦お皿に取っておいたソーセージを加え、市販の顆粒だし(中華or洋風、お好みで)を入れ、胡椒をパッパ。これだけ。塩もお醤油も入れません。ただし最後に決め手として日本酒。コイツをジャッといれて少々しんなりさせたら出来上がり。ビールに合います。ソーセージはベーコンに代えた方が味は上品かもしれないが、僕なんて西友でいちばん安い450g375円の徳用袋だけど充分美味い。春キャベツというにはちょっと遅い、初夏の味かと存じます。ではまた明日。
※写真は本日の空。東京では極めて狭い範囲にて、局地的な夕立が降ったそうです。data:ニコンD70、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G。ISO・200。