東京は一日中雨。昼食に鶏うどんを作りました。これは現在、我が家で考えうる、最も安価な食事であります。駅前の西友に行くと、鶏のムネ肉1キロのパックが、なんと370円(税抜き)で売っている。さらに西友オリジナル「みなさまのお墨付き 熟成うどん」は、1束100gのものが5束で189円(税抜き)。つまり1食分税抜きでも40円程度でありましょう。ムネ肉は1回分約100g使うのでやはり40円くらい。作り方はいたって簡単。薄めの鰹だしでムネ肉を茹で、いったん取り出して冷ましてから手でほぐす。鶏の旨味の出たおだしに、醤油と塩、味醂、お酒で味付けしてつゆを作る。この際、生姜を少量摺り下ろすと味が引き締まる。そこにほぐしたムネ肉を入れ、水溶き片栗粉で軽くとろみを付け、茹でたうどんにかければ出来上がり。
本来なら長葱も入れたいのだけれど、最近はひょろりと細いのが2本で127円などと高いので、カイワレ大根で代用。これはスーパーいなげやで、1パック55円で売っているからお得だ。コイツを食べる前に10本ほどパラパラとのせれば、彩りにもなるし適度な辛味も効きます。1食の制作費100円弱。あまりに貧しい食事ではありますが、梅雨寒の午後、とろみの付いた温かいうどんをすするのも、これまた人生の小さな幸せではありますまいか? ではまた明日。
※写真は五月雨にしては強すぎる雨が打ち付ける仕事場の窓。午後3時56分。data:ニコンD70、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G。ISO・200。