〈DMM.com〉で借りたCDをポストに投函しなければならないので(「月額レンタル」の場合、返却しないと次のが送られて来ない)散歩がてら外に出る。時刻は午前7時過ぎ。寒くも暑くもない、心地良い季節。昨日、袴田巖さんが釈放されたというニュースを見ていたせいか、そう言えばボブ・ディランのアルバム、『欲望』を初めて聴いたのはこの季節だったな、と思い出す。1977年から翌年にかけて1年浪人し、やっとのことで渋谷にある國學院大學というところに引っかかったので、その入学手続きに行った時だ。輸入盤で買った。まだタワーレコードはなかったので、宇田川町井の頭通りと神南小学校の間の一角にある輸入レコード屋のどれかだったと思う。
『欲望』A面の1曲目は、「
ハリケーン〈Hurricane〉」という8分半にも及ぶ長い曲から始まる。これは当時殺人の冤罪で投獄されていた黒人プロボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターの無実を訴えたもの。ボブ・ディランが「ハッティ・キャロルの寂しい死〈The Lonesome Death of Hattie Carroll〉以来、約10年振りに書いたプロテスト・ソングと言われている。
※写真は本日の桜。公園でこの樹がいちばん多く花をつけていた。2分咲きといったところでしょうか。data:ニコンD70、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G。ISO・200。