7時起床。今朝も爽やかな秋晴れ。130分走る。金木犀の香りはそろそろ消え、銀杏の実もほぼ落ちきったようだ。土曜日の朝にやはり走っていた時、水分補給のため水飲み場に近づくと初老の男性二人が大きなザルにいっぱい、拾った銀杏をゴシゴシ洗っていた。オジサンたちの眼はキラキラと輝いてた。今夜コイツを炙って一杯いこうとう魂胆であろう。実に羨ましい。銀杏というのは意外に高く、居酒屋だと10粒ほどで250円とか300円くらいは取られる。大ザルの中には、ざっと見積もって300粒くらいはあった。7,500円から9,000円の収穫である。こうなってくると都立公園の敷地内のものを、果たしてそうやって無断で取って食っていいのかという問題も出て来るのだが、まあ誰かが拾わなければそのまま朽ちて腐っていくだけなのだからと、気にする人はいないようだ。
そう言えば銀杏の葉というものも実はやっかいで、他の落ち葉と違ってたい肥にはならないと聞いたことがある。そのためか本格的な落葉の季節になると、公園は作業員総出の大仕事になる。だから実だけでも誰かが拾ってくれれは少しは助かるのかもしれない。しかしまあ、落ち葉はまだまだ先の話。こうして金木犀と銀杏の季節が終わると、次にやっと紅葉が始まる。jogを終えて部屋に戻り、ストレッチとアイシングをしてからお風呂。いつものように湯船で30分ほど読書をして上がり、何気なくテレビを点けると「じぇじぇ、なしてだ?」という声が聞こえて来た。我が家は未だに15年以上の旧式ブラウン管テレビなので、スイッチを入れてから画が写るまで時間がかかるのですね。『あまちゃん』の総集編だった。終わってまだ2週間しか経っていないのにもう懐かしい。毎晩HDD録画した15分を楽しみにしていたあの頃は、遥か彼方にあるようだ。