夏休み最後の一日。7時に起き、いつもより長めに136分走る。散らかり放題の部屋を掃除し、旅行の荷物を片付け、昼寝をしてからジムへ行く。15日、16日は、仲間と濃い時間を過ごした。社会学者の橋爪大三郎氏によれば、「友達とは片方が会いたくないと思えば会わずに済む存在である」という。こう書くとずいぶん自分勝手な関係性にも思えるが、別の存在と比べてみるとよく判る。たとえば「家族」「夫婦」などの場合、片方が「会いたい」「話がしたい」と言った時、「会いたくない」「話したくない」と断ってはいけない。少々無理をしてでも時間を作る。それが「家族」である。「恋人」なんてのもまさにそうですね。女性から「会いたいの」と言われ、「うるせーな、オレは仕事で忙しいんだよッ」なんて答えた日にゃ、その関係には暗雲が立ちこめる。
「会社」も同じです。「夏休みは終わり。明日から出社してください」と言われ、「もっと遊んでいたいからイヤです」と言ったらクビになる(涙)。だからこそ、友達というのは本当にいいものだと思う。今回のような集まりがあっても、当然来られないヤツもいる。でも、誰も文句は言わない。「アイツにはアイツの事情があるんだから」と、口には出さずそれぞれが心の中で思うだけ。──というワケで明日からは再び日常が始まります。まあ、夏はまだまだ終わりませんが。