少し疲れました。実は金曜日の日記に書いた、社長から受けた別ミッションというのが未だ終わらず、会社を休ませてもらってずっと自宅で作業を続けている。土曜日の朝からまともに寝ていない。だいたい1時間くらい横になっては5、6時間iMacに向かい、また1時間くらい寝て再開するということを繰り返している。そろそろ時間の感覚というものがよく判らなくなった。暗いから夜だなとは理解出来るのだが、夕方と朝の区別はほぼつかない。ところでウチの会社の社長というのは大学の先生でもあって、先日夏休み最後の講義の時、ゼミの学生諸君に対し、「君たちが20年後、自分が何をしているか想像して書いてごらん」という課題を出したという。メディア社会学というようなクラスのため、そこから自身の社会との関わり、政治や行政との関係を考察するという意図なのだという。
大学生たちは20才前後。僕なら何と書いただろう。きっと何ひとつ思い浮かばなかったに違いない。昨日書いた荒井由美の「ひこうき雲」の記憶もそうだが、こういう生活を続けていると、昔の感覚が妙にリアルに甦って来る。それはちょうど、「夢、夢、夢、夢・・・」と繰り返していると、いつの間にか「・・・メユ、メユ、メユ、メユ」となってしまうようだ。社会に出ることが、大人になることが恐くて恐くて仕方なく、将来のことなど何も考えられなかった。自分はあの頃、いったい何をあんなに恐れていたのだろう。恐れようが恐れまいが、人間は歳を取るのだということに気づいていなかったのだ。メユ、メユ、メユ、メユ──。