疲れが溜まってどうにも体調がおもわしくない。このような状態で世間様が楽しそうにしているGWに、ひとり部屋で原稿を書いているのは寂しいものです。なので仕事の合間にYouTubeでネコ動画を探し、しばしホッとくつろいでから再びキーボードを叩き始めるというのを繰り返す。たとえば→
コレとか(笑)。ご存じのようにYouTubeには右側に「こんなのもありますよ」的に他のネコ動画のサムネイルがずらりと並ぶのだが、以前より我が家の相棒たちと同じ白黒の八割れということもあり、「むちお」というネコのことが気になっていた。特に、飼い主さんの膝の上が大好きなのだが、たまたまノートパソコンが乗っていて何とも寂しげで物欲しそうな顔をする
「座りたい猫むちお」が胸を締め付けられるほど可愛く、また
「ごちそうさまを言いにくる猫」ではむちおの可愛さもさることながら飼い主さんの優しさが溢れていて、観ていて本当に幸せな気持ちになるのであった。
ところが今日ふと、「これだけ動画がアップされているのだから当然飼い主さんはブログもやっておられるのではないか」と思い付き検索してみるとあったのだが、残念ながらむちおさんは昨年の9月に亡くなっていたのだ。7月末、背中にこぶのようなものが見つかり、それは良性と思われたのだが、その頃からゴハンを食べなくなってしまった。レントゲン撮影すると腫瘤が全身に5つもあることが判り、貧血がひどくなる。主治医の獣医さんは手術して切除するしかないというが、親しいネコ友さんには「高齢のネコに全身麻酔は危険(むちおは14才)、セカンドオピニオンを受けたら」と勧められる。先生も理解のある方で、これまでの検査データや診療経過をまとめてくださり、尚かつ別の病院まで紹介してくれた。
けれどそこでは既に、むちおの体内では全力で血を再生しようとする努力よりも、破壊するスピードの方が上回っていることが判明。余命は1週間程度でしょうと診断されてしまうのである。飼い主さん(むちこさん)のブログ
『mutio 徒然』4月16日には、衣替えをしていたら、夏物のワンピースに「むちおの毛が大量についていました」という記述がある。やって来る新しい季節を、もう二度と相棒と共に過ごせないというのは、なんと寂しく哀しいものであろうか。