猛暑日jogは続きます。東京我が家の周辺は、午前8時にして既に30度越え。ウエアはナイキのノースリーブ・コンプレッション・シャツ、その剥き出しの腕を汗が滝の如く流れ落ちていくのが判る。まるでサウナに入っているような心地良さ。121分走り終わり、帰りはいつものように近所の無人野菜販売所へ寄る。今日は茄子が安かった。小さめだが、6本入って100円。スーパーの値段と比べると6割程度。よし、これで煮浸しを作ろう。冷蔵庫で冷やして食べると美味しいんだよね。この販売所が出来て、安くて助かるというのもあるのだが、こうしてジョギング終わりにサッと買って、帰ってサッと料理して食べるというのが嬉しい。土地のものを食す、地域と一帯になって生きているといいますか。これがたとえば海べりに暮らしていたとしたら、朝の散歩帰りに、漁師さんから今朝捕れた魚を安くゆずってもらうというような。ちょっと
田代島の猫みたいですが(笑)。
しかし考えてみればモノカキの生活とはすべからくそのようでありたい。ご存じのようにネコというのは世の中に対しな〜んの役にも立たない。しかし「まあ、可愛いから」とか「見ていて癒される」とかいう理由で漁師さんからおサカナを貰っている。田代島ではネコは大漁を呼び込む神様とされているそうですが、おそらく「小さな動物を邪険に扱ってはいけない」という先人の道徳が作り上げた風習であろう。モノカキというのもネコ同様、やはり世の中の役にはまったく立たない。けれど、「まあ、アイツは時々気の利いたことを書くから」とか、「読んでいてちょっとした暇つぶしにはなるから」という理由でお金を頂いているワケです。だから「ギャラ上げろ!」とか労組のようなウルサイことは言わず、ネコよろしくちょこんと座ってお金が振り込まれるのをジッと待っている(涙)。
ところで茄子の煮浸しの作り方はいたって簡単。まずは鰹節で出汁を取り、煮切った味醂、砂糖、お醤油、お酒などで味付けした甘辛いおつゆを作る(←市販のめんつゆで代用可)。茄子は2ミリ間隔くらいで切れ目を入れ、一口大に切り、フライパンに胡麻油を敷き軽く炒める。そいつを先ほど作ったおつゆに入れ、薄切りにした生姜を加えて一煮立ちさせたら出来上がり。出来たてアツアツをおかずにハフハフとご飯をいただくのもいいが、先ほど書いたように冷蔵庫で一晩冷やし、よ〜く味が浸みた冷たいのを食すのがこの季節は美味しいですね。ではまた明日。