NHK朝の連ドラ『梅ちゃん先生』を2日遅れで観ております。梅ちゃん(堀北真希)はやっとのことで自分の気持ちに気づいたものの、お相手の松岡先生(高橋光臣)が青森に転勤になってしまい離れ離れに。一方、松子姉さん(ミムラ)と工務店の加藤さん(大沢健)の恋の行方はどうなるのでありましょうか、といったあたり。リアルタイムではもう少し進んでいると思う。ところでこの大沢健という役者さん、久しぶりに見たらずいぶん大人になっていたので驚いた。もう相当昔、アラン・パーカー監督の映画
『フェーム』を模したと思われる、芸術専門高校を舞台にした青春ドラマでその存在を初めて意識したような気がする。調べてみたらTBS系列で1991年6月28日〜9月20日に放送された『先生のお気に入り』というタイトルだった。
とはいえ内容の方はほとんど覚えていない。Wikipediaで見ると専攻科が三つあって、大沢健は演劇科だ。そうそう、萩原聖人も出てた。これは覚えてる。音楽科に小田茜と共に武田真治がいる。ということはこの時からサックスを吹いてたんだろうか。ダンス科の先生が前田美波里。これはハマリ役だった気がする。生徒に一色紗英。本家『フェーム』で言えばアントニア・フランチェスキが演じたバレリーナのナタリーだろう。そして、映画の方にはリロイ(ジーン・アンソニー・レイ)というヒップポップダンスの上手い黒人青年が登場するが、これに当たるのがLLブラザーズという兄弟二人組。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の、「高校生制服ダンス甲子園」で人気になっていた。
僕は当時この「ダンス甲子園」人気にあやかった『ダンスON STAGE』(白夜書房)という雑誌のデザインをやっていたのでよく眼にしていた。まあ、その雑誌はテレビでのブームがあっという間に去ってしまい、5号くらいで終わってしまったのだが。そう言えば今は反原発活動家として有名になってしまった山本太郎クンも、この番組から出て来た人だった。そんなことを考えると、本当に昔の話になってしまった。