陽が暮れてから駅まで行く用事が出来た。家を出て通りに出たところでパラパラと雨が落ちて来たので、普段は歩く道のりをバスに乗った。日曜日の夜なので車内は空いている。ふむ、夜のバスもたまにはいいものです。井上陽水に
「夜のバス」という曲がありましたね。ということで後で検索してみたら、YouTubeに上にリンクした音源がありました。「1976年金沢実践倫理記念館でのLIVE」和田ジョージ(Drum)、三幸太郎(Bass)、紫田千歳(Guitar)、 EDISON(Keybord)というクレジットがある。和田ジョージはジョー山中と一緒にフラワー・トラベリン・バンドをやっていた人。三幸太郎は鈴木ヒロミツのいたザ・モップスのメンバー。
この時期の陽水はアレンジャーがやはりザ・モップスのギタリスト星勝だった。ドラムは鈴木ヒロミツの実弟・鈴木ミキハルだが、この人は後に浜田省吾のプロデューサーになる。そのハマショーの2枚目のアルバム『LOVE TRAIN〈ラブ・トレイン〉』のアレンジャーがEDISONだったはず。同じ時期、RCサクセションの『シングル・マン』もアレンジャーは星勝。要するにすべて同じ事務所であるホリプロ繋がりということなのだろうけど、当時高校生だった僕は、陽水、キヨシロー、ハマショーが和田アキ子や百恵ちゃんと同じ会社だなんて夢にも思わなかった。ただあの頃は、浜田省吾を「ハマショー」と呼ぶ人はいなかったな。山本コウタローの深夜放送TBS『パック・イン・ミュージック』で「路地裏の少年」を何の予備知識もなく聴き、「なんてすごい曲なんだろう」と衝撃を受けた。