7時起床。朝いちばんで9時からジムへ。ストレッチと筋トレをゆっくりと一通りやると約1時間半。ジムの向かい、道を挟んだ所にレンタル店があり、昨日借りたビデオを返そうと思ったのだが開店は11時だ。なので久しぶりにトレッドミル(ベルトの上を走るヤツです)をやる。しかしまー、このトレッドミルというヤツ、最初は「景色変わんないし退屈なんだよなー」「オレはハツカネズミじゃねーのッ」なんて思いつつも、走り始めると妙にハイになってしまい、結局汗をドバドバかいて60分走ってしまう。やれやれ。
ジムでシャワーを浴びて着替える。西友の地下食料品売り場に行くとオレンジがたまらなく美味しそうに山積みになっている。今日は半断食二日目。本能的な食欲が湧いてくる時期だ。つまり習慣としてではなく、今身体が何を欲しているのかがワカル感じがする。大げさにいうと汗をかいた細胞がオレンジのビタミンをを求めているのだ。一個88円。即購入。それと何故かピーナッツが異常に食いたくなる。僕はバタピーよりも殻付き落花生よりも、薄皮の付いた味ピーが好きですね。特に食塩を使ってないタイプのモノが、豆本来の味を楽しめてベター。
さっそく家に帰って食べましょう。しかしながらせっかく胃を休めているのにピーナッツみたいな消化に悪いモノを大量に食べるワケにはいかない。なので10コ、小皿に取ってテーブルに置く。白い陶器の上に並べられたコーヒー色の薄皮に包まれた粒。ひとつ摘み上げて親指と人差し指ですりつぶすように擦ると皮はハラハラと落ちて乳白色の中身が現れる。バタピーとは違ってアブラでてらてらしてないところが、スッピンの美人といった風情だ。でわひとついただきます。奥歯から噛まず、敢えて前歯で噛んで舌の上でじっくり味わいます。フム、ほんのりとした塩気にかすかだがとても強い甘味、コレは土の中に身を潜めていたヤツ特有の甘味だ。大地の甘さとでもいいましょうか?
この美味しさはお酒を飲みながらつまんだのでは決して味わえない。お酒と一緒に食して美味しいモノとそうでないものがある、そんなコトを思うようになったは最近だ。考えてみれば甘いモノが本当に美味しいと思うようになったのは30才過ぎて煙草をやめてからだ。それまでは一日100本近く吸うヘヴィ・スモーカーだった。そう言えばココ数年、酒を飲まずに寝ることが少しも苦痛でなくなった。いつかお酒もあまり飲まない人になっていくのだろうか? その方が健康には良いのだろうが、少し寂しい気もする。