今朝も5時半起床。昨夜床に就いたのは3時過ぎていたが、昨日はjogを休み、睡眠も充分に取ったので体力は回復して来たようだ。6時半より121分走る。相変わらず仕事には追われているのだが、此処一週間ほどは毎日、「よし、これから1時間」とか決めて、部屋の片付けをしている。そうしないと必要な時に必要な資料が取り出せないという、そんな状況にまでなっている。今日は、取材で使ったカセット・テープをかなり処分した。50本程度あったろうか。それでも資料的に重要なもの、個人的に想い出深い人へのインタビューなどは取ってある。捨てたものと同量か、それ以上あるはすだ。
本来ならすべて取っておいて、音声データとしてiMacのハードディスクへ取り込んで整理したいところだが、リアルタイムでそれをやる──つまりカセットプレイヤーに入れて再生しながら入力するなんてことをやっていたら、きっとおじいさんになっても終わらないだろう。そもそも今はカセットを再生するデッキを持っていないし、まともな音で取り込もうとするなら、それなりのソフトウェアも必要だろう。従って本当に必要なもの以外は捨てることにした。
しかしながらそれでもまた、50本となるとやっかいである。カセット本体は「燃えないゴミ」、外側のケースは「プラスチックゴミ」、ラベル部分は紙だから「資源ゴミ」になる。それらをいちいち分別していく。しかも僕の住む地域は、「燃えないゴミ」と「プラゴミ」は有料のゴミ袋が必要になる。テープはほとんどが90分で、2割ほどが120分。1回の取材で大抵は2本使った。それ以上廻した場合も多々あった。インタビューという、この仕事を初めて25年(四半世紀!)。ああ、自分はなんと、人の話を長々と聴いてきたのであろうか。そう考えるとやはり、捨ててしまうのが寂しくなる。
けれど、その長い時間が今何になっているのかというと、やはり現在の僕という人間を作っているわけだ。ならば気の遠くなる時間をかけてiMacに取り込み整理するよりも、自分の脳という名のハードディスクを使って再生産し、新しい何かを作り出した方が良い。そんなことを考えながら1時間を過ごしていたら、6つの小さなゴミ袋が出来た。