昔好きだった女の子が出て来て、「私、猫を飼い始めたの。一緒に、3人で暮らしましょう」と言われる夢を見ていた。眼が覚めると7時。今朝は早い時間から走りだそうと思っていたのだけれど、どうにも寝足りない。夢の続きがどうなるかも気になる──なんてうだうだしているうちにまた眠ってしまったらしい。玄関のチャイムで起きる。8時過ぎ。何が届くかは判っていた。アップルに注文しておいた新型のiPod Shuffle。一昨日、出荷したとメールが来ていた。
飛び起きて受け取り、そのまま仕事場へ行き、ストレッチをしつつ封を開ける。結局、iPod Shuffleは新型が出る度に毎回買ってきた。つまりはこれが4代目。で、その都度驚かされるのはその機能アップや縮小化と共に、呆れるほど美しいパッケージ。いつも、捨てるのがもったいなくて、「何かに使えるのでは?」としばらく取っておくのだが、使えたためしがなく結局はしばらくして捨ててしまう。そもそも何でまたココまで包装に凝るのか?
しかしまあ、こういうところこそ、僕がアップルというか、スティーブ・ジョブズ氏を愛する所以であのます。何せこの人は「Apple II」だったか「Macintosh」だったか、かつてデザインチームに対し、コンピュータの裏を開けた内部の基盤、その配線の形が美しくないとクレームをつけたらしい。で、「そんなトコ誰が見るんですか」と反論されると、「ボクが見るんだよッ!」とキレたとか(笑)。というワケで今回も、パッケージを開けるのがもったいない、もちろん開けた後捨てるのも躊躇する。写真を見て頂けば判るように、まるでジュエリー・ケースのようだ。彦麻呂さんなら、「MP3プレーヤーの宝石箱やあ」と叫ぶのではないか。
ところで一昨日観た大島渚監督の『白昼の通り魔』、ラスト近く、川口小枝と小山明子が信越線に乗り、峠の釜飯を買って食べるシーンがあった。あの容器もまた、「何かに使えるのでは?」としばらく取っておくのだが、使えたためしがなく結局は捨ててしまうものですね。