ほおら、だから言わんこっちゃない──というのが、現在ワタクシの偽らざる心境であります。と申しますのも、本日も9月とは思えぬ強烈な暑さの下、ジョギングに出ました。お供はもちろんiPod Shuffle。これは本体にコントローラーがついていない。再生・停止・1曲送り・1曲戻り、そしてヴォリューム操作はイヤホン部分で行う。しかし、付属のApple純正のものは、走っていると耳からポロポロと落ちて鬱陶しい。故にBELKINというメーカーのアダプタを買い、ソニーのオーバーヘッド型ヘッドホンも購入。快適に走り始めたと書いたのが今年の
1月30日。
しかし、このBELKINのアダプタ。その日の日記には「ケーブル部が硬くしっかりしているスグレモノ」なんて書いてはいるが、3ヶ月も使っていると、その「しっかりしていた」はずのケーブルの外側ビニールがあっけなく剥がれ、内部のニクロム線が露出。すぐに音が出なくなった。仕方なくLogitecというメーカーのに買い換えてみたものの、コレもきっちり3ヶ月でコントローラー部分が壊れ、機能しなくなった。で、今度はSimplismというメーカーから出ている「iPod用3ボタンリモートコントローラー」TR-RM3SFLというものにしたと書いたのが
7月6日。
結論から言うと、コイツがいちばん使えなかった。7月の終わり、つまりまだ1ヶ月も経たないうちに、ある日走っているとヴォリューム・アップのボタンが自然に押しっぱなしになってしまったらしく、音量がガンガン上がり、アタマが割れそうになった(涙)。信じられないかもしれないが、そのくらい作りがチャチなんである。その後もストップボタンが効かなくなったり、それが何故か翌日直ったり。現在はヴォリューム操作だけがまったく機能しなくなったが、それでも今日まで騙し騙し使っていた。というのは、現在iPod Shuffleのアダプタはそのチャチですく壊れる3種類しか発売されていないからです。
ところが──本日Appleより、iPod nano、touchと共に
新しいiPod Shuffleが発売されました。それでですね、コイツには本体にコントローラーが付いてる。前世代のスタイルに戻っているわけです。つまりこの1年、オレの買い物はいったい何だったんであるのか? しかもこのiPod Shuffle、お値段4,800円。たった4,800円ですよ。今Amazon.co.jpでBELKINのアダプタを調べてみると2,032円。Simplismは1,980円。Logitecがいちばん安くて1,317円。つまりは合計5,329円。ふう。
しかしまあ、僕はこういうAppleというかスティーブ・ジョブズさんの試行錯誤は決して嫌いじゃないです。というのは、彼らは製品を作っているのではなく、常に作品を世に問うているからですね。だから毎回ワクワクさせられるのだし、同時に、今はもう憶えている人も少ないと思うけれど──と言うか、Windowsのユーザーはその存在すら知らないと思うけれど──
Power Mac G4 Cubeなんていう、世にも美しいコンピュータが生まれたりしたのだと思う。というワケで、買います。新しいiPod Shuffle。4,800円ですから(涙)。