眠りの日は続く。昨夜も10時過ぎには寝たのに、今朝は10時まで眠る。それと、長く寝ていたから当然なのかもしれないが、ベッドで起き上がった途端に猛然と食欲が湧く。僕の場合、午前中にちゃんとした食事をとることはまず、ない。早朝より仕事をする時は甘い物──理想的なのはドーナツ。この季節はアイスの「MOW」か「牧場しぼり」──を食べたり、お砂糖たっぷりのミルクココアを飲むだけ。基本的に走る前は食べない。
けれど本日はそういうワケなので、最近凝っているオクラの浅漬けを刻んだのを混ぜた、納豆ご飯をわしわしと食らう。みそ汁は一昨日作って残っていた茄子。これは冷蔵庫に鍋こと放り込んでいたもの。温めず、冷たいままいただきます。この季節、茄子やワカメのみそ汁は、冷たいままが美味しい。ついでに言えば、お茶漬けなんかも冷たいのがイイですね。胡瓜の古漬けや、白菜の塩漬けなんかを細かく刻み、丼の冷やご飯に乗せてお醤油をかけ、冷たい麦茶を注いでサラサラといく。夏の愉しみのひとつ。
午後からjog。炭水化物を補給した後なので、いつもより少し長く走ってみる。124分。走り終わり、公園を出てアパートへ向かう途中、何気なく自分の腕を見ると、肩から肘の下までびっしりと白いもので被われている。「あれ、ひょっとして」と指先で取り舐めて見るとしょっぱい。塩だ。ジョガーにとって塩分の多い汗が出るというのは、あまり良くない。常に水分をしっかり摂って日常的に走り込んでおけば、サラサラの汗になる。走っていて眼に入っても滲みないようになれば理想的と言われている。今朝の食欲と言い、まだ疲労が抜けきっていないのだろうか。
それでも腕についた塩は、水分が蒸発して結晶のようになっているのだろうか? やたら綺麗だ。残暑の太陽に照らされてキラキラ輝いている。しばらくの間、払い落とさずに見ていた。