6時に一旦起きるものの、例によってソファーで二度寝。再び目覚めると既に9時過ぎ。10時よりjogに出る。久しぶりに3日連続で走るが、意外に疲労はない。少し長めに121分。戻り、エントランスにあるポストを開けると、鉄道ジャーナリスト・
梅原淳氏より新刊が届いていた。
『進化する路面電車〜超低床電車はいかにして国産化されたのか』。昨年、梅原さんと一緒に書かせて頂いた、同じ交通新聞社新書のシリーズである。本作は史絵.さんとの共著。
史絵.さんは元々鉄道が大好きな、言わば鉄子の女優さんで、鉄道アイドルとして活躍していたが、とある雑誌の対談で梅原さんと知り合ったことから弟子入り。この本が初めての師弟共作となる。実は昨日たまたま調べることがあり、この日記のちょうど1年前を読み返していた。すると
09年6月29日に「名古屋市内にて取材」とある。これは後に
『新幹線、国道1号を走る〜N700系陸送を支える男達の哲学』となる本を書くための、巨大トレーラーを駆使して、深夜の国道をN700系車両を運ぶ方々へのインタビューだった。
普段日々は矢のように過ぎていくと思っているが、そう考えると1年前は遙彼方のようだ。あの日僕は名古屋駅で編集さんと別れ、市内を少し散歩してから帰ろうとしたものの、突然すごい夕立が降り出し諦めた。車で来ていた梅原さんは、次の取材に向かわれた。それは確か、この『進化する路面電車〜』の第5章に登場する、豊橋鉄道市内線ではなかったか? ひとつの仕事が終わると、せかされるように次の仕事が待っている。だけど時々こうして、1年前の取材を懐かしく想うことが出来るのは、物書きの幸せかもしれない。