7時起床。ジョギングは自粛して、朝から『ビデオ・ザ・ワールド』誌のAVレビューを書く。結局、これが唯一の連載になってしまった。約半年前まで8本あったのが1本である。少し前の『ゲゲゲの女房』で、茂さんが紙芝居に対し「ひとつ商売が終わるということは恐ろしい。まるで沈んでいく船のようだ」というシーンがあったと書いたが、まさにそのものである。
6年前、やはり連載がこの『ビデオ・ザ・ワールド』のAVレビューだけになってしまった時期があった。あの時はもうこの商売は辞めて、何か別の仕事を探さなければならないと考えた。でも書くことをあきらめてしまうのがどうしても嫌で、こうしてインターネットに文章を書いていくことにしたのだ。そう言った意味ではふりだしに戻っただけ、とも言える。