一日の終わりに、ビールを飲みながら『ゲゲゲの女房』を観るのが人生の楽しみになっている。人間長く生きていると何が起こるかワカラナイ。「受信料? 歓んでお支払いしましょう!」と生まれて初めて思った。ひょっとしてこれは天悟くんのお父さんの霊が、猫の街を抜け出して我が家に呪いをかけたのではないか(村上春樹・著『1Q84』より)。1日15分のドラマというのも、微妙に物足りなくて何とも言い様がない。NHKというのは画面左上に時報が出ますよね。あれを眺めつつ、「ああ、もう5分も経ったのか?」「あと3分しか観られないの」と気にしつつ、今日が終わっていく。