1月20日の日記にjog用イヤホンのことを書いたら、時々お便りをくださるWさんより情報を頂きました。また昨年、松江哲明監督『あんにょん由美香』上映会アフタートークの時にお会いしたSさんは、「Re:ジョギング・イヤホン考」としてご自身のmixi日記に書いてくださった。この人は年間かなりのレースに参加する市民ランナーでもある。お二人、どうもありがとうございます。
まずWさんによると、高価なイヤホンは確かに音は良いが、やはり日常的に使うものであり、またギリギリまで軽量化されているため華奢で壊れやすい面もあり、断線等の故障も多いとのこと。そうなんです、これはAmazon.co.jp のカスタマーレビューでも相当数の意見が寄せられている。で、氏のお薦めは
Sennheiser CX300シリーズ2。これはカナル型と言い、iPod純正のオープンエアー型よりも耳の中に深く押し込むタイプ。さらにこれでも耳からポロリと落ちてしまう場合、最近は耳栓のようにぎゅーっと押し込むタイプの
THE PLUGという製品があり、これだと抜け落ちる心配が無いだけでなく、耳の奥にフィットするので重低音がよりリアルに体験出来るそうだ。
ただし、良い面があれば問題点もあり、カナル型はそれだけ深く装着するので外音が聞こえづらい。公園のようなところを走る時でも、自転車や作業車は通るので、僕のようにオープンエアー型でずっと走ってきた者にとっては、馴れるまで少し注意が必要。結局先日購入したPHILIPSの
〈BELKIN iPod Shuffle Headphone Adaptor F8Z452JA〉は、取材音源を聴くようにして、今日もジムの行き帰りに使用したのだが、後ろから来た車に数回ひやりとした。まあ、これは馴れと注意力の問題だろうが。
一方Sさんのお薦めはSONYの密閉型インナーイヤーレシーバー
MDR-AS40EXこれはインナー型と耳かけ型が合体したもので、落ちにくく音も良いとか。ただしS氏曰く、これが例の夏場の汗が影響するヤツであり、またケーブルが短いため、アームバンドに装着するには微妙な難があるとか。で、もう一点、冬場ということだけを考えれば、「外れやすいっていう装着感だけの問題で、今使ってるヘッドフォンにその他の不満ないなら、耳をふさぐビーニー型のスポーツキャップ被るっていうのもありかなと思います。上から帽子でおさえると、まず外れません。冬の朝は耳の防寒にもなり重宝します。僕はナイキの
SPHERE DRY リバーシブルビーニー使ってます」とのこと。
そう、キャップを被るというのはアリなんです。僕もある時期の冬場はやってました。確かにズレないし密閉されるので音感も上がり、耳も冷たくなくて良いことずくめ。ただ、ですね、コレもひとつだけ問題があって、僕の場合長髪を後ろで結んでチョンマゲにしているというヘアースタイルとも呼べない大雑把な髪型。こういう普段オデコを露出してるヒトは、冬晴れの数日をコレで走ると、眼の上にクッキリと日焼けのスジが出来てしまうんである。これはけっこうカッコワルイ(涙)。
というワケで結論ですが、人間は皆耳のカタチもアタマの大きさも音の感じ方も違う。要は皆さん試行錯誤し時にハズレを買ってお金を損しつつ自分に合うものを探し続けているようだ。2008年M-1覇者ノンスタイル井上くんは「男前への旅の途中」だそうだが、ジョガーもまた、理想のジョギング・イヤホンを探し続ける旅人なんでありますなあ(←最後は小沢昭一風でキメた)。