うー、もう土曜日なのか。というのが正直な感想。あまりに仕事ばかりで、あっという間の1週間でありました。さすがに疲れが溜まってきたのか、本日は9時まで起きられず、さらに午後にも昼寝。すると悪夢を見る。起き上がり寝室を這い出、「さあて早く仕事しなくちゃ」と仕事場のデスクにつく。すると何故かそこには愛機iMacがなく、5年前までメインで使っていた古いiMacDVしかない。「ああ、これは夢だ」とそこで気づくのだが、これが眼が覚めない。金縛りに遭っている。もがいてもがいて、「うわぁ」と声を出して呪縛から逃れる。ため息と共に起き出し、「やれやれ」と仕事場に行く。するとまたそこは古いマシンが。やはり夢の中なのだ。
そんなことを4回ほどやって眼が覚めた。今度は敢えて起き上がらず、果たしてこれは現実なのかと訝りつつ、仰向けに寝たまま寝室の窓を眺めてみる。高い搭が立っている。「ああ、あれは給水塔だ」と思う。子供の頃、夏休みに良く登って遊んだ。もう長い間使われていず、廃墟になっている塔。中が螺旋階段になっていて、その作りは江戸川乱歩の小説にでも出て来そうな感じで、子供達が如何にも好きそうな場所。けれどある年を境に、そこでは誰も遊ばなくなった。同じ小学校に通う子供が、崩れた階段から落ちて死んだのだ──と思った時に本当に眼が覚めた。現実には、子供の頃そんな搭で遊んだ記憶は一切無い。
※写真はJR中央線・武蔵境駅の北側にある鉄塔。12月8日、午後5時過ぎに撮影。data:ニコンD70、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G。ISO・1600。