我が家にまるさんがやって来ました。YouTubeで箱に
「滑り込む猫。」として有名になったネコさんの本であります。先日、これを作った編集の方からメールを頂戴し、「お送りしたいのでもし宜しければ住所を教えて頂けませんか」とのことだったので、ネコオタの僕としては「ぜひぜひ」とお願いしたわけです。そして送られてきた本をめくりつつ、つくづく思うのはネコであれイヌであれ、ペットというのは我々にとって大切な家族であり子供なのだなあ、ということです。飼い主は必ず言う。「ウチに初めて来た時はこんなだった」「今から思うと信じられないほど小さかった」「天使のように可愛かった」と。
そして誰もがしみじみと思う。「我が家に来てくれて良かった」「ウチの子になってくれてありがとう」「君に出会えなければ、僕たちはもう少し寂しかったよ」「今ほど幸せじゃなかったよ、きっと」と。ネコオタとして、だけでなく、一応出版の片隅に関わる者としても言わせて頂くと、著者のmugumoguさんは非常に写真がお上手であります。詳しいプロフィールは明かされてないが、スタイリッシュで良く整頓されたお部屋の雰囲気などから察するに、デザインか何かに関係するお仕事をされている方なのではないか?
そんな良く出来た写真に刺激されたということもあるのだろう、ブックデザインがとても可愛くて素晴らしい。特にネコが好きという人でなくても、純粋に写真集としてパラパラとめくって楽しめると思う。それにしてもこの10年ほどで、ペット達と写真を取り巻く環境は本当に変わった。ウチのみャ太とぎじゅ太は子ネコの頃の写真がとても少ない。しかし、それでも僕は一応カメラを操ることで生計の一部を立てていたこともあり、ニコンFAという一眼レフを持っていたから彼らの小さい頃を残すことが出来た。『猫の神様』を出版して以来、多くの飼い主さんからメールを頂戴するが、「子ネコの頃の写真が無いのが残念です」という方はとても多い。ネコというものは、驚くほど早く大人になってしまうものなのです。
今はデジカメもムービーも手頃だし、携帯のカメラ機能もどんどん良くなっている。ブログやYouTube等のツールが出来たことにより、そこに写真をアップすることで、飼い主さん達のスキルとモチベーションはこれからもどんどん上がるだろう。出版の世界もネコ写真集やブログ本に留まらず、ネットと共に発展していけばいいなと思う。というワケで、DVD付き写真集
『まるです。I am Maru.』、オススメです。