少し疲れました。今日は5時に起きて風呂に入り、ストレッチをしてジョギング用のスパッツに着替えたのだけど、それでも眼が覚めず、また1時間ほどベッドに倒れ込んでしまった。10日、11日と約一日半iMacの前に座ってシナリオを書き続け、その後確定申告だ何だって雑務に追われていたからかもしれない。
その時夢を見た。ふた月に一度くらいのペースで同じパターンの夢を見る。それは、別の部屋で目覚める夢だ。僕は今住んでいる部屋とは違う所に住んでいて、まったく別の人生を歩んでいる。夢の中の僕には現実の僕の記憶は無く、別の人生の記憶だけがある。そんな夢だ。
今日の朝は古い大きな日本家屋で目覚めた。季節は梅雨らしく雨がさらさらと降っていて、寝ていた部屋の開け放した縁側からは濡れた紫陽花が見える。僕はその家を住居兼事務所にして小さな会社を経営しているようで、古い布張りのソファーでうたた寝をしている。いつの間にかスタッフが出社してきはじめたらしく隣の部屋が少しずつ騒がしくなり、その声で目覚めたようだ。
僕の部屋には昔の作家が使うような木製の重厚な机があるが、その上から床に至るまで書類や本が乱雑に散らかり放題に散乱している。やがて二人の社員らしき若い女の子が引き戸を開けて顔を出し「社長、あんまり散らかってるから私達がお掃除します」と言うのだが、僕はまだ眠いこともあって「自分で整理しないと何処に何かあるのかわからなくなるから」と断る。すると女の子達はせっかく親切で言ってあげてるのにもう知りませんと言って出て行ってしまう。僕は散らかり放題の部屋を見回し少し呆然となり、素直にお願いしておけば良かったと少し後悔している──、そんな夢だった。
どうして定期的にこういう夢を見るのだろう? まるで何処かにいくつも同時進行しているパラレルワールドがあって、それが眠りの中で混線しているようだ。どちらにせよ現実の部屋も雑用に追われ散らかっていたのは確かなのでjogから戻って掃除機をかけ、いったんお風呂に入ってから5、6本空になっていた野菜ジュースと牛乳の1リットル紙パックをリサイクルに出せるように開いて洗って、溜まっていた新聞と雑誌を縛って資源ゴミに出しました。さて、仕事モードに戻ります。